キャパシティビルディングinパリは、私にとってありのままの自分でいれる場所。また、新たな自分を発見できる場所でもあります。素晴らしい環境、素晴らしい先生方のもとで2週間学べた事は、私の大きな財産となりました。
ラ・ロワンテーヌはとにかく緑豊かで、気持ちいい風が吹き抜ける素晴らしい場所です。そこでは小さな動物たちがのびのびと暮らしていて、子どもを引き連れた親鴨や、鳥たち、たまにリスも木の木陰から顔を出します。まるでおとぎ話の世界です。空を見上げると、羽を広げて必死に飛行の訓練をするつばめの子どもたち。朝のロワン川は陽の光に照らされて何とも言えない情景が映し出されます。私が生活していく中で感じたことは、毎日見る庭の景色が毎日変わっていくということでした。毎日違う印象を感じていました。私は音楽というものはこのような世界から少しずつ見つけていく、発見していくものだと思いました。見たこともない景色や自然に触れる事で私の中で大きく何かが変わった気がしました。そして特に今回、私の大きな一生の財産となったものは、ともに成長しあえる仲間とのきずな。苦しいときはともに支えあい、楽しい事はみんなで共有し、共に同じ音楽を全員でつくりあげる。ありのままでいれる自分がいました。仲間と一緒に共同生活することは、お互いを知り、信頼しあうことから始まり、共に音楽を作り上げる上でとても大切な事。そしてなかなか経験できない事だと思いました。
すべての先生方、ベルトラン、なにより森悠子先生に感謝いたします。
2010年7月 受講生 24歳 チェリスト
今回初めてこのキャパシティビルディングinパリに参加させていただき、本当に何度も「目の覚める」ような経験をすることができました。ヴァイオリンの構え方や右手、左手のテクニックから、「感じ」、「表現する」とはなにかということまで、様々な事を教わり、また自ら考える機会をいただき、森先生がよく仰っていた「頭の中を取り替える」ことの必要性を痛感しました。また、今まで知らなかった事柄だけでなく、長く続けていくうちに忘れがちになっていたこと…(ヴァイオリンを‘弾く’前に音を‘感じる’ことの重要性など)を思い出すことができたのは本当に大切な経験でした。
ヴァイオリンを離れた生活面においても、自主性や積極的な意見交換など随所にキャパシティビルディングの考えが生かされており、自己を発展させていくことを学ぶきっかけになりました。また美しいフランスの自然や芸術に触れることができたのも貴重な思い出です。
今回の経験が自分の血となり肉となるよう努力していきたいと思っています。本当にありがとうございました。
2010年7月 受講生 23歳 ヴァイオリニスト
今回初めて、キャパシティビルディングinパリに参加させていただきました。フランスの美しい景色、街並み、爽やかな風に囲まれる中、管理人でもあり、シェフでもあるベルトランさんが作る、とても美味しい三度の食事・・・。そして何より、森先生をはじめ、ヴァレーズ先生、アキ先生、アコカ先生の一回一回中身の詰まった充実したレッスン、それに加え、楽器が日本ではあり得ない位に良く鳴った事・・・、何もかもが新鮮で驚きの連続でした。
緑一杯のとても広い庭には、鴨の親子が歩いていたりして、自然がいっぱいでした。その中で、最終日みんなで合奏したことがとても面白く本当に楽しかったです。忘れられない思い出です。屋外であんなに普通に思い切り音を出しても良いという事もフランスならではだと思いました。
又、フランスの人達はみんな親切で優しい人ばかりで、パリ観光をした時もお店の人がとても親切にメニューの説明をしてくれたり、最終日のコンサートでは、温かい拍子や“ブラボー”をもらい、励まされました。
やはり、あの軽やかで温かい空気と環境から美しい音が生まれ、美しい音楽につながっていくのかな・・・とそんな気がしました。
あっという間の2週間でした。私にとっては、全て感動と驚きの充実した時間でした。
出切れば来年も参加して貴重な体験をし、色々学びたいです。
2010年7月 受講生 15歳 ヴァイオリニスト
フランスのフォンテンブロー、“ラ・ロワンテーヌ”で暮らした日々から、日本のいつもの生活に戻ってきて早2週間が過ぎました。すでに時差ボケも治り、この暑い日本の夏にも身体が適応してきましたが、しかしまだあのフランスでの日々を昨日のように思い出すことができます。多くの木々、さまざまな鳥や動物、そのような広大な自然に囲まれながら、しかも毎日そこには音楽が溢れ、先生や友達と笑い合いながら共に生活する。それはもう忘れるはずもない、宝物のような記憶です。
そんなまさに非日常と言えるその十数日の日常は、私に本当に多くのことを学ばせてくれました。音楽のこと、人生のこと、自分のこれからのこと。特に音楽のことは先生方にたくさんのことを教えて頂き、楽器を弾く技術はもちろん、なにより音楽そのものについて学ばせて頂けました。そしてそれは当然弾く技術にも大きく繋がるわけでして、おかげで行く前の自分と今の自分を照らし合わせてみるとまるで別人のようです。例えば、一つ大きく印象に残った先生の教えが「音楽とは音と音の間にあるもの」というもので、音だけを追いかけていた今までの自分の演奏に感じていた違和感の理由がよくわかりましたし、「音を聴く」という意味が自分の中で大きく変化しました。
他にも、一つ一つ書いていけばきっと書ききれないであろう程のことがあり、本当に自分の中での色々なことが成長できました。もちろん未熟という点では今も昔もきっとこれからも変わらないかもしれませんが、練習というものが、その未熟な自分を打ち叩く作業から、未熟な自分の中にある小さな音楽を探して拾い上げる作業に変わったのもまた一つの変化であり成長だと思います。
最後にもう一つだけ、あの暮らしの思い出を書くとするならば、やはり共に暮らした先生方と友達が本当に素晴らしかったということでしょう。先生方は演奏が素晴らしいだけではなく人間的にも素晴らしく魅力的で、そして私たちと「先生と生徒」という関係だけでなく一人の人間としての関わりを持ってくださり、一緒に喋ったり、遊んだり、食事をしたり、そして音楽をして下さいました。またそこで出会った友達は、共に暮らす中でとても大切な仲間となり、人生のうちでたった2週間しか一緒にいなかったのに、私の中でとても大きな存在の友達になっています。
パリ観光、フォンテンブロー城、毎日のフランス料理、空港でのハプニングなど、その他語ろうと思えばまだまだ語りつくせぬほどの思い出がありますが、とりあえずこれから、そこで得た全ての経験を踏まえ、見えた課題をしっかりとこなし、今後の自分を見据えながらまた一歩一歩歩いていこうと、そう思います。このような機会を与えてくださった森先生をはじめ、関わって下さった全ての方に感謝しています。
2010年7月 受講生 23歳 チェリスト
今回のキャパシティは二回目でしたが、毎回自分の成長をみることができます。日常生活でなかなか自分と向き合えないかもしれませんがこのキャパシティにはたくさんの時間、素晴らしい環境があります。自分をみつめることで音楽もそれとともに成長していく理想な時間をすごすことができました。
ただレッスンをうけるだけで終わらない本当の意味で音楽を演奏できる人間にしてもらえる感じがしました。
あと毎日おいしい食事を食べる事ができてそれもまた本当に幸せでした。
2010年7月 受講生 20歳 ヴァイオリニスト
去年キャパシティに参加させていただき、初めての外国にとても驚き、感動したのを今でも鮮明に覚えています。今年は2度目でしたがまた新たな発見、経験があり、本当に行くことが出来て良かったと感謝しています。
森先生に教えていただいた右手は本当に勉強になって、毎日思い返していて、まだまだ学びたいという気持ちでいっぱいです。
また、私はアキ先生の音楽が本当に好きで、今年はフランスものを見ていただいたり、レッスンを聴いたりしてアキ先生の音を聴けて、本当にすごくてびっくりしました。すごくインスピレーションを受けました。
森先生、アキ先生、ジェローム先生、ラファエル先生にはソロだけでなく室内楽でも色々勉強させていただき、本当に楽しかったです。
そして今年はバーレーズ先生がいらっしゃって、レッスンを受けれたことは本当に今の自分にとってかけがえのない経験となりました。
今自分に足りないこと、すべき勉強の仕方を学び、日本に帰ってもこれからもずっと忘れずに、大事なことを見失わないように頑張りたいと思いました。
本当にありがとうございました!
2010年7月 受講生 20歳 ヴァイオリニスト
昨年に引き続き、2度の参加となりました。
昨年参加して、自分の視野や考え方が広げられ、素晴らしい先生方や友達に出会えたことが今年も参加する大きな理由でした。
フランスに行くと、自分が知らない自分を見れる気がします。
集中しよう!と思わなくても集中できていたり、ふと気付くとお庭にいたり。言葉では上手くいえないのですが、そういう自分でいれることがとても幸せでした。
昨年と同様、音楽面でも成長できたと思います。
先生はいつも根気強く教えて下さるし、私がある曲に少し飽きてきているのを感じられると、色んな人の演奏や古楽器での演奏を聴かせて下さり、フレッシュな感じをもう一度思い起こさせられました。そんな風にして、自分の音や練習への意識が変わっているのを感じられたり、練習の仕方が習えるのはとても嬉しかったです。
友達や自然から影響されて変わった生活面での意識と、新しく見つけた自分の音を、日本に帰って来た後でもキープ、そして広げられればいいなと思います。
最後に先生方と友達、美味しいお食事を作ってくださったユーモアたっぷりのベルトランさんには本当にお世話になりました。ありがとうございました。
2010年7月 受講生 14歳 チェリスト
私はこれまでに様々な音楽講習会を受講してきましたが
この度のキャパシティビルディングは 過去に体験したどのセミナーよりも苦しく そして最も得たものが大きかった10日間だったように思います。
「楽器を弾かないで」
「上手く弾こうと思わないように…」
頭では理解しているつもりでいたのに
無意識にも自分を守る『壁』で塗り固めているのだと気付いた時は本当にショックでした。
しかし
発見と同時にその不必要な『壁』を壊せたような気が今はしています。
それは
フランスという音楽を育む素晴らしい土壌で 寝食を共にできた超一流の先生方や 一緒に参加した楽しい仲間達のお陰です。心から感謝しています。
フランスで聴いた音
触れた空気 食べ物などの全てが自分の中に流れ続けています。
本物の音楽、音を表現できるまで
あきらめずに続けて行こうと新たに決意しました。
2010年7月 受講生 33歳 ヴァイオリニスト
まず初めに…私たちが有意義な講習期間を過ごせるように支えて下さった森先生、本当にありがとうございました。
今回私は、一昨年に参加して以来、2回目の参加になりましたが、キャパシティビルディングinパリは、いつも何か大きな発見をさせてくれます。
1回目の参加は、私の人生において本当に衝撃的なもので、ヨーロッパ本場の音楽は一体どういうものなのかを全身で感じ、カルチャーショックのようなものを受け、視界が大きく開け始めた、人生の一つの転機でした。それはまるで大海原への船出のようなもので、この先、どういう音楽を求めていくかを探し始めるきっかけになりました。
2回目の今回は、求める音楽の世界に向けて歩き始めた今の自分に、何が必要なのかをゆっくり見つめ直す機会になりました。
キャパシティビルディングinパリは、指導して下さる先生方といつも最高に美味しいお食事を作って下さるヴェルトランさんに支えられ、ゆっくりと流れるロワンテーヌの空気の中で、音楽と…そして自分自身と、無になって向き合う事ができる素晴らしい環境だと思います。
また仲間たちと一緒に話し合って、失敗をしながらも得た経験は、自分にとって1つの財産になっています。
今回もたくさんの発見がありましたが、今の自分にとって、何よりも音楽が体の中に流れている事が、最重要であると感じています。
今回、得た課題をしっかりと心に留めて一歩一歩成長していきたいと思います。
ありがとうございました。
2010年7月 受講生 26歳 ヴァイオリニスト
今回のキャパシティは普段、日本ではなかなか経験できないことがたくさんあったのでとても良かったです。
まず、フランスにある自然です。自然に囲まれた中で、音楽を勉強するなんてことは、日本ではなかなか経験できません。
次に、音楽家として、人間としての容量(=キャパシティ)を広げられるところです。みんなと共に生活をしながら、一日丸ごと音楽に没頭できるところです。裏には、川が流れていて一息着くのにも、ちょうどいいです。
そして、今年はフランスの巨匠、ジャン・ピエール・ヴァレーズ先生も来てくださいました。先生のレッスンを受けて、より一層音楽が深まったような気がします。
2010年7月 受講生 11歳 ヴァイオリニスト
今回が初めてのフランスだった私にとってこのセミナーは、全てが新鮮で、音楽を通しての人との繋がりを強く感じた旅でした。素晴らしい環境の中で、美味しいものを食べ、美しいものを見て、素晴らしい先生や仲間たちと出会い、一緒に音楽を奏でる。当たり前の様で、なかなか実現できなかったことを体験でき、とても幸せな時間でした。
さらに音楽の魅力に取り憑かれた私ですが、どれもこれも森悠子先生に出会えたおかげです。行き詰まっていた私にまだまだ追求していくチャンスを与えてくださいました。その他の先生方、一緒に過ごした仲間たちにも本当に感謝しています。ありがとうございました。これからの音楽生活が何倍も楽しみになりました。
2010年7月 受講生 22歳 ヴァイオリニスト
私は今回で2回目のキャパシティ・イン・パリとなりました。
2年前に受講させて頂いたときも、とても充実した時を過ごせたので、今年もすごく楽しみにしていました。しかし実際は2年前の時よりもずっと充実してました。一番大きな要因としてアンサンブルが挙げられると思います。2年前もアンサンブルをする機会はあったけれど、VcとVaがほとんどいなくて、実際にアンサンブルができるものもすごく限られていたのですが、今年はVcもVaもいてくれたおかげで、四重奏はもちろん五重奏などができ、そしてより多くのアンサンブルをすることができて、もちろん勉強になりましたし、とても楽しかったです。
特にドヴォルザークのアメリカは一生の宝になりました。もちろん、「初見能力がもっと必要だ」とか「もっともっと音に耳を傾けなければ」などの、たくさんの自分の問題点も明らかになったので、さらに精進していきたいと思います。
そして今回のキャパシティを通じて、忘れられない「音」が2つあります。
1つはヴァレーズ先生の音です。
今までに何度も先生の音楽に触れてはきたつもりでしたが、今回は本当にただただ感動しました。
心が揺さぶられた瞬間を未だにはっきりと覚えています。「楽器を弾くのではなく、楽器を通じて自分が歌う」まさにそうそうだったと思います。
私はヴァレーズ先生の音を聞いたとき、いつも「レコードの音だ」と思います。
私はCDで育ってしまった人間ですが、そんな私でもレコードの音はどこかすごく温かくて懐かしい音だと感じます。これは私だけじゃなく、誰もが感じることなのではないかと思います。というかそう信じたいです…。
古き良き時代を知らない私ですが、あの音に限りなく近づきたい、と強く思いました。
2つ目は受講生みんなの音です。
私は今回たまたま眠りにつく部屋が、ホールの隣であったこともあって、ホールからのレッスンの音や、各自が練習している音が各々の部屋から聞こえて来たりして、自分が弾いていなくても常に音が溢れている、そんな空間にいられることがとても幸せでした。
他にも良かった事はたくさんあるのですが、多すぎて書ききれません!笑
2010年7月 受講生 20歳 ヴァイオリニスト